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骨格診断という福音

前回パーソナルカラー診断について書いた。

次は骨格診断の話をしたいです。骨格診断と出会ったのTwitterだった。ありがとうTwitter

「骨格診断とは?」と思った人は申し訳ないがググって欲しい。

 

前回書いた私のスペックを繰り返すと「オシャレとか分からん、とにかく似合うものが知りたい」という底辺思想なチンパンジーである。骨格診断も最近は自己判断チャートが存在するが当然分からない。パーソナルカラー診断により似合う色は分かった。次は似合うシルエットである。これが分かればもう服選びは怖くないと何故か盲目的信頼があった。

骨格診断の流れも経験された方が沢山ネットの海に溢れてらっしゃるので割愛したい。簡単に言うと「横や正面から写真を撮られる、体をペタペタ触られる」だ、以上。今回述べたいのは、その診断結果が私に何をもたらしたか、だ。

 

結果として、私は骨格的に小花柄もふんわりスカートも似合わない人間だった。

チンパンジーはそういうのが似合うようなふわふわウサギにはなれないと判明した。

それは人によっては凶報かもしれない。しかし私にとっては福音だった。何かから解放され、安心し、一気に視界が広がった気がした。

 

その「何か」とは自己嫌悪のようなものかもしれない。試着する際にたまに感じる劣等感などの諸々である。「これが似合わないのは自分の体型が悪いから、太っているから」そういう少しずつ溜まっていっていた自己否定が一気に吹き飛ばされるのを感じた。

似合わないのは私のせいではない。たとえ痩せても似合わない。これが福音でなくて何であろうか。ゆるされた気がしたのだ。ダイエットなんてゴミ箱に投げ捨ててやるぜYeah。

 

骨格診断では逆に似合うスタイルも提案される。それはパーソナルカラー診断と同じように私に自信をくれるものだった。似合わないスタイルなどに未練はないのだ。他者による客観的判断に基づくタイプ判断、それによって得られた「似合うスタイル」はどこにも私の判断が介在していないので、この上ない自信をくれた。言われれば似合う気がする。なんかいい感じな気がする。私はその程度のチョロい人間である。

 

 

パーソナルカラー診断と骨格診断を受けて一番のメリットは前回も述べたがとにかく「服を選ぶ時間が減った」ことだ。

迷う時間が減った。骨格診断により似合うスタイルは分かった。似合うシルエット・素材をもとに機械的に探す、似合うものがあったらその中から似合う色を選ぶ。システマチックに選ぶことがこんなにもストレスフリーだとは思わなかった。服好きの人とは違うかもしれないが、服を選ぶのが楽しいというのを私なりに感じた。

 

パーソナルカラーより骨格診断の方が自己肯定感は高まった気がする。

「これが似合わないのは骨格のせいだから仕方ない」は魔法の言葉になった。

パーソナルカラーでも似たようなことを書いたが、似合わないからといって着てはならないという話では勿論ない。好きな服があるなら好きに着れば良いと思う。ただ、冒頭でも述べたように私にとって重要なことは「似合うこと」で、とにかく似合うものが着たかった。似合うものが分かりたかった。それも他者によって。

似合うものが分かったので服を選ぶことが楽しくなった。最近では「診断結果によって同じ物ばかり選んでしまっているな」と飽きを感じ始めているので、なかなか順調にオシャレを楽しみ始めているのではないだろうか。

 

 

あと数か月もすれば春だ。

私の天敵である(小)花柄やふわふわな洋服が並ぶ季節である。春タイプのカラーも私にとってベストフレンドではない。

しかし、私の手元には昨シーズン買った夏タイプカラーのトレンチコートがあるのだ。見つけた瞬間「これだ」と歓喜し店員さんにも「似合いますね…!」と太鼓判を押され友人にも「うわー、可愛い!」と褒められた最強の一着である。あれを着れる季節が迫っているかと思うと、花粉症なのに春がちょっとワクワクしている。

「服が幸せを呼ぶ」なんてのは絵空事ではなかった。